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日本数理生物学会が授与する賞には、大久保賞(Akira Okubo Prize)、研究奨励賞、大会ポスター賞の3賞があります。大久保賞はSociety for Mathematical Biology (SMB)と共同で授与します。
Rules of Akira Okubo Prize
大久保賞(Akira Okubo Prize)
日本数理生物学会(JSMB)は、Society for Mathematical Biology (SMB)と共同して、2年に1度数理生物学の発展に貢献した研究者に大久保賞を授与しています。大久保賞は「若手」研究者と「年長」研究者に交互に授与されています。
2025年大久保賞の受賞者が決定(2024年9月)
下記の方が2025年大久保賞授賞者として決定されましたので、ご報告いたします。
受賞者
- Mark A. Lewis 氏(University of Victoria)
大久保賞の過去の受賞者
- 1999 Martin Nowak
- 2001 Simon Levin
- 2003 Jonathan Sherrat
- 2005 J. D. Murray
- 2007 Fugo Takasu
- 2009 Hans G. Othmer
- 2011 Michio Kondo
- 2013 Nanako Shigesada
- 2015 Joshua Plotkin
- 2017 Yoh Iwasa
- 2019 Naoki Masuda
- 2021 Michael Savageau
- 2023 Ivana Bozic
日本数理生物学会研究奨励賞
日本数理生物学会(JSMB) は、数理生物学に貢献をしている本学会の若手会員の優れた研究に対して、研究奨励賞を授与しております。
第19回(2024年度)研究奨励賞の受賞者が決定(2024年8月1日)
下記2名の方が2024年度研究奨励賞授賞者として決定されましたので、ご報告いたします。
受賞者
- 柴﨑 祥太 (Shota Shibasaki) 氏(国立遺伝学研究所)
- 野下 浩司 (Koji Noshita) 氏(九州大学)
研究奨励賞の過去の受賞者(授賞理由は受賞者名後のニュースレターに掲載しております。)
- 2006年(第1回): 若野 友一郎 (Yuichiro Wakano)(東京大学)NL-51
- 2007年(第2回): 今 隆助 (Ryusuke Kon)(九州大学)、西浦 博 (Hiroshi Nishiura)(長崎大学)NL-53
- 2008年(第3回): 大槻 久 (Hisashi Ohtsuki)(東京工業大学)NL-56
- 2009年(第4回): 近藤 倫生 (Michio Kondo)(龍谷大学)、中岡 慎治 (Shinji Nakaoka)(東京大学)NL-59
- 2010年(第5回): 岩見 真吾 (Shingo Iwami)(JSTさきがけ、東京大学)、手老 篤史 (Atsushi Tero)(JSTさきがけ、北海道大学)NL-63
- 2011年(第6回): 小林 豊 (Yutaka Kobayashi)(東京大学)、仲澤 剛史 (Takeshi Nakazawa)(京都大学)NL-65
- 2012年(第7回): 佐竹 暁子 (Akiko Satake)(北海道大学)、増田 直紀 (Naoki Masuda)(東京大学)NL-68
- 2013年(第8回): 波江野 洋 (Hiroshi Haeno)(九州大学)、大森 亮介 (Ryosuke Omori)(Weill Cornell Medical College in Qatar)NL-71
- 2014年(第9回): 三木 健 (Takeshi Miki)(National Taiwan University)、山口 幸 (Sachi Yamaguchi)(神奈川大学)NL-74
- 2015年(第10回): 加納 剛史 (Takeshi Kano)(東北大学)、中田 行彦 (Yukihiko Nakata)(東京大学)NL-77
- 2016年(第11回): 國谷 紀良 (Toshikazu Kuniya)(神戸大学)、江島 啓介 (Keisuke Ejima)(アラバマ大学バーミンガム校)NL-81
- 2017年(第12回): 水本 憲治 (Kenji Mizumoto)(ジョージア州立大学)、山道 真人 (Masato Yamamichi)(東京大学)NL-84
- 2018年(第13回): 江夏 洋一 (Yoichi Enatsu)(東京理科大学)、立木 祐弥 (Yuya Tachiki)(首都大学東京)NL-87
- 2019年(第14回): 黒川 瞬 (Shun Kurokawa)(高知工科大学)NL-89
- 2020年(第15回): 入谷 亮介 (Ryosuke Iritani)(理化学研究所)、岡田 崇 (Takashi Okada)(理化学研究所)NL-92
- 2021年(第16回): 阿部 真人 (Masato Abe)(理化学研究所)、伊東 啓 (Hiromu Ito)(長崎大学)NL-95
- 2022年(第17回): 山口 諒 (Ryo Yamaguchi) (北海道大学、 University of British Columbia)、遠藤 彰 (Akira Endo) (London School of Hygiene & Tropical Medicine、長崎大学)NL-99
- 2023年(第18回):伊藤 公一(北海道大学)、藤本 悠雅(総合研究大学院大学)
大会ポスター賞
日本数理生物学会年次大会において、優れたポスター発表をした研究者に対して、ポスター賞を授与しております。
・2020年 日本数理生物学会名古屋大会
・熊田 隆一(Ryuichi Kumada)(東京大)「新型コロナウイルスの潜伏期間の進化」
・堀口修平(Shuhei Horiguchi)(東京大)「免疫系における胸腺の強化学習の観点からの機能的意義」
・浅倉 祥文(Yoshifumi Asakura)(京都大)「動物初期発生におけるクロマチン動態」
・2021年 日本数理生物学会宮崎大会
・中村 絢斗(Kento Nakamura)(東京大)「感知ノイズ下のrun-and-tumble型化学走性の最適な制御方式」
・Sung-mok Jung(京都大)「Model-informed COVID-19 response strategy with Tokyo 2020 Olympic games」
・2022年 日本数理生物学会東京大会
・桑野 友輔(Yusuke Kuwano)(総研大)「蚊の温帯における日長・気温・土壌含水率依存休眠・休止戦略の進化」
・2023年 日本数理生物学会奈良大会
・加藤 雅己(Masaki Kato)(東京大)「環境を介して情報共有する細胞集団の強化学習的理解」
・井上 巨人(Naoto Inoue)(神戸大)「体長組成と骨から導くアカウミガメの生存率」
・吉村 公太朗(Kotaro Yoshimura)(九州大)「中心窩無血管領域周辺でのヒト網膜血管パターンの数理モデル化」
・2024年 日本数理生物学会札幌大会
・笠原 剛樹(Goki Kasahara)「相利共生ネットワークの構造安定性と複雑性」(最優秀賞)
・富本 創(Sou Tomimoto)(九州大)「Multiple Copy Effect: 体細胞変異は繰り返し集団へ供給されモジュラー生物の進化により強く寄与する」
・深澤 陸(Riku Fukasawa)(東北大)「自然生態系のレジームシフトと多種群集の安定生」
・南 駿(Shun Minami)(総研大)「真菌-ウイルス疫学動態での新たな赤の女王ダイナミクス」